チームバチスタの栄光
記念すべき第1回目のレビューは海堂尊の「チームバチスタの栄光」です。
それまであまりミステリーとか読んだことなかった私ですが、
本作をきっかけにミステリー小説にのめりこんでいきました。
また、海堂尊さんはかなり多作(最近は少しゆっくりか?)で、
年に3,4冊発刊された年もあったかと思います。
海堂尊さんの作品は「桜ノ宮サーガ」として、各話が完結しながらも
同じ時間軸で主人公を入れ替えて違う視点から同じストーリーを扱う、
といった手法が多用されており、このあたりが物語りに深みを与えている。
過去に発行された小説の裏話的な話もいっぱい出てきて、
シリーズの読者であれば思わず「ニヤリ」としてしまうこと間違いなし。
この辺のクロニクル的というか、登場人物多数でクロスオーバー展開的な
ストーリーの進め方でほかの作品だと、永野護の「ファイブスター物語」
なんかと似てるかなと思います。
思えば中学生のときに吉川英治の「三国志」にはまって以来、こういった群像活劇的な作品に惹かれてしまう。
(さらにいうと「三国志」には待ったのは光栄のスーパーファミコンの「スーパー三国志2」というゲームに中学生のときにはまって以来だったりする。)
まだ読んだことない人は一度読んでみるのをお勧めします!!
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 132回
- この商品を含むブログ (576件) を見る
ファイブスター物語 (1) (ニュータイプ100%コミックス)
- 作者: 永野護
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/09
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 68回
- この商品を含むブログ (82件) を見る